更年期の症状

更年期は、まさに性成熟期から生殖不能期への移行期(45~55歳)にあたり、平均51歳で訪れる閉経以降の30年余の生活をいかに健康に過ごすかを考える、人生の節目といってもよいでしょう。更年期障害は、この時期に生じる自律神経失調症状と精神症状が相互に関係しあって起こる、不定愁訴の総称と考えられます。

40代半ば頃から始まる女性の「更年期障害」。具体的にはどのような症状が現れるのでしょうか。

のぼせ・ほてり

「ホットフラッシュ」とも呼ばれているのぼせやほてりの症状。突然顔や上半身がカーッと熱くなったり、汗が止まらなくなります。熱くなった後に急激に体が冷えてしまったり、上半身は熱いのに下半身は冷たかったりといった状態になることも。

肩こり

更年期によるエストロゲンの減少による自律神経の乱れから、ひどい肩こりに悩む人が多くなります。日常生活の中で肩に負担をかけないようにし、ストレッチなどで血行を促すことで緩和できる場合もあります。

頭痛

更年期によって起こる頭痛は、脳の血管壁の収縮やけいれんが原因だといわれており、これにもエストロゲンの減少が関係していると考えられています。もともと頭痛を起こしやすかった方は、更年期に悪化する場合があります。

めまい・耳鳴り

加齢によって血管の収縮がうまく行えなくなるとめまいを起こしやすくなりますが、更年期によって起こることもあります。比較的症状は少ないものの、耳鳴りを感じることも。めまいや耳鳴りは時が来れば自然に治まることが多いといわれています。

イライラ

ホルモンの変化は、感情の起伏と密接な関係にあります。ちょっとしたことでイライラしたり不安になったりと感情のコントロールが難しくなるのも更年期障害の代表的な症状です。気持ちがふさぎこんでしまいうつ状態に陥るケースもあります。

不眠

エストロゲンの減少により自律神経に異常が現れ、寝付きが悪くなったり、眠りが浅かったりと不眠に悩まされることがあります。毎日適度な運動をしたり、ぬるめのお風呂に浸かることで改善が期待できます。